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2021年11月

2021年11月17日 (水)

よいこの観測日記211116

明け方の暗夜は今日までということで、
レナード彗星C/2021A1狙いで
少し頑張って超早起き、大滝ダムの上へ出撃。

27時半現着。快晴。だが、あからさまに月夜で空が明るい。
月そのものは稜線の向こうに隠れて見えないが、
空の星の数がぐっと少ない。
大丈夫、待ってれば月は沈むはず。
サクサク赤道儀を組み立てる。

で、先に望遠鏡?先にカメラ?
まだ月の入りまで少し時間はありそうだ。
でも、前回のしっかりした彗星像を思い出すと、
月明下でも見えるんじゃね?と思い、まずは望遠鏡を載せる。

だいたいこの辺だよなー、と望遠鏡を振ってみるが、
7×50のファインダーでは、これだ、というものが見えない。
勘で主鏡で覗いてみるが、やっぱりダメ。
ちゃんとステラナビゲータを起動して、位置を確認。
そしたら、見つけられたが、思っていたより弱い印象。
意外と月夜に弱いのか。。。
10cmで位置をしっかり見定めた後、7×50のファインダーでにらむが、
見えているような気のせいのような。
これでは、「だいたいこの辺」で見つかるはずもなく。
ひとまず月の入りを待とう。

 

空が暗くなってくる。
月が沈んだのだろう。
カメラを載せてフレーミング、試撮。
中央に彗星がいることを確認して、6秒で100コマ連写。
気温5℃。

もう一度9×35で探してみる。
かすかに見えるような気がするんだけどなぁ。

撮影が終わったのでカメラを降ろして、ダークの撮影へ。
望遠鏡を載せて、眼視で。

望遠鏡から一度目を離して、覗いた瞬間は、
細い尾が見えるような気がするのだが、
見つめると分からなくなってしまう。
コマのサイズも見定めにくい。
月明に埋もれるのも納得。
中央集光は、しっかりとした芯がない感じでふんわりと広がっている様子。

スケッチしようとスケッチ帳を開いたら、前回のスケッチはウィルタネン彗星。
そうかぁ。ネオワイズは一枚もスケッチできなかったなぁ。。。

星のプロットを始めると、彗星の片側にしかブライトスターが無い。
位置取りがしにくいなぁ、と思いながら、微光星をプロットしていく。
尾は描けるくらいに「見える」と言えるのか?迷いつつも何度も見直して、
細い尾を少し描くことに。

スケッチ帳にスケッチを描くのに老眼鏡が必要でがっくり。

スケッチ終わりにもう一度じっくり眺めて、終了。
急いで撤収。

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2021年11月13日 (土)

よいこの観測日記211112

晴れてくる予報を信じて超早起き、のつもりが、
つい2度寝をしてしまいちょっと寝坊。
急いで大滝ダムの上へ出撃。

現着28:14。よく晴れている。
雨上がりの透明度の良さでオリオン座がよく映えている。
大急ぎで赤道儀を組み立て、カメラを乗せる。

昨夜も出撃したけど霧に阻まれ観測できなかったが、
レオナード彗星(C/2021A1)の位置は昨夜のうちに把握していたので、
「だいたいこんなもん」でカメラを向けて軽く試撮。
画面の中央近くにほわっとした彗星像があったので、
ちょっと画角を修正して、本番連写。

その間に双眼鏡で探してみる。
さすがに9×35で、「だいたいこの辺のはず」では見つからない。
撮影が終わるまで星を眺めて待つ。
うーん、東の空が白み始めているような。
天文薄明開始までまだもう少し時間があるはずなんだけどな。

カメラが止まったので、カメラを下ろして望遠鏡を乗っける。
うーん。望遠鏡出すの久しぶりだなー。
ひょっとして去年のネオワイズ彗星以来??
カメラはダークフレームの撮影。気温4度。

望遠鏡を彗星に向ける。
ピントを出していくと、
一つだけピントが合わない光があって、すぐに彗星と分かる。
思ったよりも楽勝で見える。
これならファインダーでも見えるんじゃないかと、
7×50ファインダーでよく見てみると分かる。
じゃあ9×35双眼は?と、周りの星の配列をしっかり把握して、
もう一度双眼鏡。「・・・わからん」。
さすがにまだそこまでは明るくなってないかぁ。

でも10cmでぱっと見ですぐ見えるんだから10等ってことはないよなぁ。
8等でこの空なら、9×35でわかりそうな気がするから、
9等~8等台半ばくらいなのかなぁ。

もう一回10cmでしっかり見てみる。
しっぽが見えるとしたらこっち側のはずだよなぁ、と思って見ても、
しっぽが見えるような気がしない。よく分からない。
彗星像そのものも視直径は大きいように見えない。
コマが淡くて見えずに集中度が低めの中央集光が見えているのか、
小さいコマが見えていて中央集光がわからないのか、判断がつかない。
すぐそばに恒星が並んでいて、ピントずらしで恒星像をぼかしてみると、
まぁまぁ彗星と同じくらいの明るさのように思う。
彗星のサイズをどのくらいと見定めるか難しくて結構いい加減だけど。
順調に育ってきているのだと思う。

そろそろ29時。見た。満足。
最後にオリオン大星雲に望遠鏡を向ける。
カキっとトラペジウムが見えて、ぼゎぁぁあっとガスが見えて、
「あぁ今日はほんとに空気が透明なんだなぁ」と感じる良い見え方。
一方で眼下のダム湖には真っ白な霧の塊が溜まっている。
夜露も結構降りている。片づけて撤収。

大滝トンネルからの下り坂は霧の中へと潜っていく感じ。
R169は窓から空を見ても霧の下のようでまったく星が見えない。
ふと、緑の村は霧はどうなんだろうと思い、帰り道にちょっと寄り道。
上市の駅からの上り坂は霧の中。緑の村もがっつり霧の中。
大滝へ行って正解だったらしい。

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2021年11月 4日 (木)

よいこの観測日記211103

明け方の空にに月がなくなったので
レオナードすい星を狙おうと早寝。
超早起きして大滝ダムの上へ。

快晴。
現着28時。

早速赤道儀を組んで、カメラを乗せる。
軽く試写してみると、彗星らしいぼんやりとした光芒をとらえられる。
順調に明るくなっているようだ。

ISO80000、6秒露出で100コマ連写。
10分間の待ち時間にオリオン座あたりを眺める。
そのあとISO256000に上げて、
2秒露出で300コマ連写。
また10分間の星空観望。
東の空の黄道光がよく目立つ。夜が明け始めている?
月か?
稜線が少し見えやすくなってきて低空にたなびく雲のシルエットが浮かんでくる。

ダークフレームを撮影して、撤収。
8度。

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