よいこの観測日記211116
明け方の暗夜は今日までということで、
レナード彗星C/2021A1狙いで
少し頑張って超早起き、大滝ダムの上へ出撃。
27時半現着。快晴。だが、あからさまに月夜で空が明るい。
月そのものは稜線の向こうに隠れて見えないが、
空の星の数がぐっと少ない。
大丈夫、待ってれば月は沈むはず。
サクサク赤道儀を組み立てる。
で、先に望遠鏡?先にカメラ?
まだ月の入りまで少し時間はありそうだ。
でも、前回のしっかりした彗星像を思い出すと、
月明下でも見えるんじゃね?と思い、まずは望遠鏡を載せる。
だいたいこの辺だよなー、と望遠鏡を振ってみるが、
7×50のファインダーでは、これだ、というものが見えない。
勘で主鏡で覗いてみるが、やっぱりダメ。
ちゃんとステラナビゲータを起動して、位置を確認。
そしたら、見つけられたが、思っていたより弱い印象。
意外と月夜に弱いのか。。。
10cmで位置をしっかり見定めた後、7×50のファインダーでにらむが、
見えているような気のせいのような。
これでは、「だいたいこの辺」で見つかるはずもなく。
ひとまず月の入りを待とう。
空が暗くなってくる。
月が沈んだのだろう。
カメラを載せてフレーミング、試撮。
中央に彗星がいることを確認して、6秒で100コマ連写。
気温5℃。
もう一度9×35で探してみる。
かすかに見えるような気がするんだけどなぁ。
撮影が終わったのでカメラを降ろして、ダークの撮影へ。
望遠鏡を載せて、眼視で。
望遠鏡から一度目を離して、覗いた瞬間は、
細い尾が見えるような気がするのだが、
見つめると分からなくなってしまう。
コマのサイズも見定めにくい。
月明に埋もれるのも納得。
中央集光は、しっかりとした芯がない感じでふんわりと広がっている様子。
スケッチしようとスケッチ帳を開いたら、前回のスケッチはウィルタネン彗星。
そうかぁ。ネオワイズは一枚もスケッチできなかったなぁ。。。
星のプロットを始めると、彗星の片側にしかブライトスターが無い。
位置取りがしにくいなぁ、と思いながら、微光星をプロットしていく。
尾は描けるくらいに「見える」と言えるのか?迷いつつも何度も見直して、
細い尾を少し描くことに。
スケッチ帳にスケッチを描くのに老眼鏡が必要でがっくり。
スケッチ終わりにもう一度じっくり眺めて、終了。
急いで撤収。