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2021年9月

2021年9月10日 (金)

よいこの観測日記210909

夜から晴れる予報だが、夕方になっても雲だらけ。
今夜はダメかなぁ、と思いつつ様子見。
しかし、天気予報を見ると明日の晩はもう次の雲が来る予報。
今夜頑張るべきかと、白屋へ出撃。

23時前に現着。
曇っている。風が生ぬるく、湿気も多い。
稜線を見ると山に雲が被っているようで、
かなり雲が低い様子。
これは白屋がダメなパターンかと、大滝ダムの上へ転進。

大滝ダムの上についてみると、先客がいる。
空はというと、白屋よりはマシでところどころ星がのぞいているが、
かなり雲だらけ。
「こんばんは~。どんな感じですか~?」
「やっとマシになってきたところです。」
少し前まで完全に曇っていたそうで。

ここもあきらめて、みどりの村へ転進。


晴れてるよ。
みどりの村から見下ろしてみると、吉野川沿いにガスが溜まっている。
吉野山にもガスがかかっていて、
花矢倉の展望台から雲海が撮れるときの感じだろうか。

もちろん、空の暗さはそれなりだけど、
さっそくα7SIIIで全周魚眼のテスト。
あれ?動画で撮ると上下が欠けるよ?
白屋で撮ったときは、北の山が高くて、
切れていても気が付かなかったようだ。
んー、完全な全天の動画は撮れないってこと?

一通り撮影して、今度はレンズをwt氏の魚眼と付け替え。
こっちの方が解放Fが明るいけれど、
解放だと周辺の収差が気になるなぁ。

これも一通り撮って、今度は58mmF1.2に付け替え。


さすがに明るい!
感度マックスだと、露出をだいぶ切り詰めないとカブるカブる。
動画モードでも、シャッター速度を早くできる。
1/125秒まで切り詰めても、肉眼よりもまだ星が写るので、
120fpsモードで動画を撮ってみた。
120fpsで流星が写ったら楽しいんじゃないかな。

しばらく動画で撮り続けていたら、
流星が流れたように見えたが、写っているだろうか。
120fpsのせいかどうかわからないけれど、
SDカードが満タンになってしまって、気づかないうちに撮影が終わっていた。

そのあと、ぎょしゃ座を固定撮影で連写して、片づけ。
25時くらいで撤収。

みどりの村からR169へ降りてきたらすっかり雲の下。

2021年9月 7日 (火)

よいこの観測日記210906

館にα7SIIIが入ってテスト撮影をしたいのだけど、
夜になると曇る日が続いていて、やっと晴れそうな予報で、白屋へ出撃。

21時前に現着。んー、結構雲があちこちにある。

とりあえずカメラを組んで、撮影してみる。
雲がよく映る。
肉眼では雲と雲の隙間のように見えているところも、
このカメラで撮ると薄雲がしっかり写る。
これでも、天気予報的には「晴れ」なんだろうなぁ。

広角と魚眼と望遠の3本レンズを持ってきたのだが、
広角と魚眼は雲ばっかり写るので、
望遠で雲の隙間っぽいところを狙ってみる。
M8やM20が薄雲越しにふんわりと写る。
露出1秒とかで写るので、赤道儀なしでも、星が流れていないように見える。

しかし、雲の動きが激しく、カメラを向けてもすぐに雲が来る。
まぁ、久しぶりに白屋に来ただけで良しとするか、、、と、
寝転がって空を眺めていると、少しずつ雲が減ってくる気がする。
お?ひょっとしてこれから晴れてくる??

しばらくすると、だいぶ雲も減って、22時前にはほぼ快晴に。
レンズを魚眼に換えて撮ってみる。
「快晴と見せかけて薄雲だらけとか?」と思ったが、
薄雲もほとんど写らず、本当に晴れたようだ。

しかし感度MAXにすると、1秒露出でも背景が結構浮いてくる。
また、1秒を越えて、2秒とか4秒とか露出をかけると、
自動でノイズリダクションをかけてくれるっぽくて、
カメラの応答に間ができる。
1秒で連射したら、コマとコマの間のタイムラグは0に近くなるのだろうか?
1秒露出で流星を取ると、途中で途切れる流星が大量に撮れそうだが、
次のコマとつなぎ合わせたら、つなぎ目に隙間ができるのだろうか??
やっぱり動画で撮るのが、流星のロスをなくす方法なのだろうか??
などと考えつつ、感度や露出をいじりつついろいろ撮ってみる。

広角でも撮って、望遠でM31を狙ってみる。
もうM8あたりは低空過ぎてダメな感じ。

さすがに感度マックスだとザラい感じ。
感度を下げて、4秒とか露出をかけると、さすがに星が日周しているのがバレる。
やっぱり、感度を押さえて、露出も短くして、
連写してコンポジットが良いのだろうか。

M31のあと、NGC7293を撮ってみたが、
300mmだと、もう少し拡大したいな、というのが本音。
なにかデカい被写体はないかと思い空を見渡す。
すばるが山の稜線から顔を出して来ているが、
まださすがに低空過ぎてイマイチじゃないだろうか。

と、や座が、300mmの画角にちょうどよく収まりそうだと気づく。
天の川の中だし、華やかじゃないかな?と思って、
カメラをや座に向ける。
感度と露出を決めて、いざ連写!してみると、
日周でちょっとや座の位置がバランス悪い位置に動いてきてしまっている。
連写中に日周で動く分も勘案して、構図を取り直して再挑戦。

すばるがちょっとは仰角が上がってきたので、
最後にすばるを連写して、片づけ。

白屋の空でも数秒でカブってしまうとは、聞きしに勝る高感度。
きっと微光流星もじゃんじゃん写っちゃうんだろうなぁ。
動画で撮ったのから流星拾うのめんどくさいんだよなー、とか思いながら
24時前に撤収。

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